さあ、今日はどこへでかけよう? あんずの旅する絵 蟹江 杏 絵・文 版画家・蟹江杏 作家活動20週年記念出版 蟹江杏 プロフィール  東京生まれ。版画家。自由の森学園卒。ロンドンにて版画を学ぶ。美術館や画廊、全国の有名百貨店、その他国内外での展覧会多数。絵本・ポスター・舞台美術・壁画などの制作、講演など活動は多岐にわたる。新宿区・練馬区をはじめ各地の都市型アートイベントにおいて、こどもアートプログラムのプロデュースやコーディネートを手がけ、アートワークショップなど、全国の子どもたちとアートをつなぐ活動を行う。 東日本大震災以降は、「NPO 法人3.11 こども文庫」理事長として、被災地の子ども達に絵本や画材を届ける活動や、福島県相馬市に絵本専門の文庫を設立するとともに、同市の「LVMH こどもアートメゾン」(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・グループ提供)でのアートワークショップをプロデュース。 文部科学省復興教育支援事業では、コーディネーターとして参画している。 また、BMW ジャパンのエコカー「i3」のキャンペーンカーや、JTA(日本トランスオーシャン航空)のイリオモテヤマネコ・デカール機など、企業とのコラボレーションも多数手がけている。
あんずの旅する絵 蟹江 杏 絵・文 定価 2800 円(税別) ISBN 978-4-904933-10-7 本のみどころ”好評を博した「旅する絵」展の作品に文章を付けてまとめました。版画家・蟹江杏さんの珠玉の作品が47 都道府県分ずらりと並び、見開きごとにつづられたエッセイが豊かな気持ちにしてくれます。
旅のにおい  旅に出る朝、何かいつもにおいがします。いつもの玄関とは違う香りに気がつきます。それは、懐かしいような、または、全く嗅いだことのないにおいのような・・・、なんとも言い表せない種類の香りです。私はその瞬間が大好きです。
東京都-発車時間-東京駅は出発の場所。大きなバッグを片手に降り立つと、いつだってワクワクします。ここから日本のどこへでも行ける列車に乗れば、遠く綺麗なところに連れて行ってくれるのです。
茨城県-空と花-ネモフィラの丘は、時間が経てば経つほど、私の記憶の中で美しくなります。空と花の境界線は混ざり合い、言葉では表せない青となります。現実と眠りの瞬間によくこの光景が浮かびます。
福井県-メガネ組-  福井の鯖江市はメガネで有名です。私も小学生の時はメガネをかけていました。仮性近視だったので、眼科の視力回復のトレーニングで中学校に入る前にはメガネを卒業しました。けれど、最近、どうもまた目がおかしいのです。いわゆる新聞を遠く離すと見えるようになってきてしまいました。そんな歳か…と。がっかりもしていられないので、お気に入りのメガネを見つけてみようと思います。おしゃれなメガネをすれば、また違う自分になった気になれるかな。
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2018年4月刊行

ISBN978-4904933107
定価:本体2800円+税
蟹江 杏 (絵, 文)

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